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皆さんこんにちは!
有限会社沖田住宅設備、更新担当の富山です。
今回は、「給排水工事はどこから始まるのか?」という、現場の最初の一歩=設計の重要性についてお話しします。
新築の建物が建つとき、まず設計図面が作られます。
これは建築士さんや設計事務所が作成する、建物全体の配置・間取り・構造を示す図面です。
しかし、そこに“どう水を流すか”は書かれていません。
私たち設備業者の仕事は、この図面をもとに、
「どこから水を引き、どこへ排水を流すか」
という給排水のルートを考え、設計することです。
たとえば――
キッチンと洗面所の位置関係
給湯器の設置場所と使用設備の距離
トイレの排水ルートがどれだけ直線で取れるか
こうした要素をひとつひとつ確認しながら、“使いやすくて詰まりにくい”配管設計を組み立てていきます。
排水はポンプで吸い上げるのではなく、重力で自然に流れる仕組みになっています。
そのため、排水管には必ず「勾配(傾き)」を持たせる必要があります。
原則として、1メートルあたり1cm以上の勾配が必要とされており、
「建物の高さ」や「床下のスペース」とにらめっこしながら、設計を行います。
もし勾配が不十分だと――
排水が詰まりやすくなる
異臭の原因になる
水が逆流する可能性も…
だからこそ、設計段階での見極めが、工事全体の成功を左右するんです!
見落とされがちですが、給排水の設計は建物の「住み心地」を大きく左右します。
お湯が出るまでに時間がかかる…
排水の音が気になる…
トイレの流れが悪くて毎回不安…
こういった「小さなストレス」も、実は設計時点で防げるものがほとんどなんです。
私たちは、見た目には現れない**“配管の裏側”にこそ快適さが宿る**と考え、日々設計に向き合っています。
設計図面を読む力=給排水の出発点
勾配やルート設計は精密さが命
水の流れをスムーズに、快適な暮らしを支えるのが給排水設計!
次回は、そんな設計をもとにした現場でのリアルな施工作業について、詳しくご紹介します!
次回もお楽しみに!
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