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日別アーカイブ: 2025年6月17日

図面がすべての始まり~給排水工事の設計とは?

皆さんこんにちは!

 

有限会社沖田住宅設備、更新担当の富山です。

 

 

 

【第3回】図面がすべての始まり~給排水工事の設計とは?


今回は、「給排水工事はどこから始まるのか?」という、現場の最初の一歩=設計の重要性についてお話しします。


🏠 図面の“裏側”を読む力が試される

 

新築の建物が建つとき、まず設計図面が作られます。
これは建築士さんや設計事務所が作成する、建物全体の配置・間取り・構造を示す図面です。

しかし、そこに“どう水を流すか”は書かれていません。
私たち設備業者の仕事は、この図面をもとに、
どこから水を引き、どこへ排水を流すか
という給排水のルートを考え、設計することです。

たとえば――

  • キッチンと洗面所の位置関係

  • 給湯器の設置場所と使用設備の距離

  • トイレの排水ルートがどれだけ直線で取れるか
    こうした要素をひとつひとつ確認しながら、“使いやすくて詰まりにくい”配管設計を組み立てていきます。


📐 勾配設計が超重要!

 

排水はポンプで吸い上げるのではなく、重力で自然に流れる仕組みになっています。
そのため、排水管には必ず「勾配(傾き)」を持たせる必要があります。

原則として、1メートルあたり1cm以上の勾配が必要とされており、
「建物の高さ」や「床下のスペース」とにらめっこしながら、設計を行います。

もし勾配が不十分だと――

  • 排水が詰まりやすくなる

  • 異臭の原因になる

  • 水が逆流する可能性も…

だからこそ、設計段階での見極めが、工事全体の成功を左右するんです!


💡 給排水設計が“暮らしの快適さ”を決める

 

見落とされがちですが、給排水の設計は建物の「住み心地」を大きく左右します。

  • お湯が出るまでに時間がかかる…

  • 排水の音が気になる…

  • トイレの流れが悪くて毎回不安…

こういった「小さなストレス」も、実は設計時点で防げるものがほとんどなんです。

私たちは、見た目には現れない**“配管の裏側”にこそ快適さが宿る**と考え、日々設計に向き合っています。


📌 まとめ

 

  • 設計図面を読む力=給排水の出発点

  • 勾配やルート設計は精密さが命

  • 水の流れをスムーズに、快適な暮らしを支えるのが給排水設計!

次回は、そんな設計をもとにした現場でのリアルな施工作業について、詳しくご紹介します!

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

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