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月別アーカイブ: 2025年6月

職人の技が光る!配管作業の現場レポート

皆さんこんにちは!

 

有限会社沖田住宅設備、更新担当の富山です。

 

 

 

【第4回】職人の技が光る!配管作業の現場レポート


前回は「給排水設計」についてお話ししましたが、今回は実際の現場でどんな作業が行われているのか?
そのリアルな裏側をお届けします!


🛠 配管作業は“見えないけど大切な”職人仕事

 

給排水工事と聞くと、「水道の蛇口がつく」「トイレの設置」など目に見える部分をイメージされる方が多いかもしれません。

でも、建物の“中”や“下”を通っている配管こそが、設備の命綱なんです。


📦 材料選びも用途に応じて

 

現場では、様々な配管材料を使い分けています。

  • 塩ビ管(VP, VU):軽くて安価、主に排水用

  • ポリエチレン管(PE管):柔軟性があり耐久性も◎、給水・給湯に使われることも

  • 銅管:耐熱性が高く、給湯やガス管に利用

材料に合わせて、接着剤、フレア加工、溶接、圧着など、数々の技術を駆使して正確に、そして漏れのないよう接続していきます。


📐 排水勾配は“ミリ単位”の勝負!

 

排水管の設置では、1mあたり1cm以上の勾配が基本ですが、
このわずかな傾きが取れていないだけで――
水が逆流したり、途中で詰まったりと、致命的なトラブルに。

現場では、水準器やレーザー測定器を使い、常に水平・垂直をチェック。
時には床下に這いつくばりながら、ミリ単位の調整を行っています。


🕳 「スリーブ」も職人技!

 

壁や床に配管を通す穴――それが「スリーブ」。
建築工事と連携しながら、正確な位置・直径・高さに穴をあける必要があります。

少しでもズレていると――

  • 設備が取り付けられない

  • 隙間から水が漏れる

  • 美観を損なう

つまり、仕上げ工事の精度にも関わる、とても重要な作業なんです!


🔍 現場で求められるのは“対応力”

 

設計通りにいかないのが現場。
たとえば「構造材と配管がぶつかった」「別業者の配線ルートと干渉した」など、想定外のことがよく起こります。

そんな時、現場の職人は即座に最善のルートを再考し、ベストな方法で施工を進めていきます。
「その場の判断力」と「確かな技術」が、現場では常に求められています。


💡 まとめ

 

  • 配管作業は“見えないけれど暮らしを支える技術”

  • 材料・勾配・スリーブなど、すべてに技術と知識が必要

  • ミリ単位の調整と、現場対応力がプロの証!

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

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図面がすべての始まり~給排水工事の設計とは?

皆さんこんにちは!

 

有限会社沖田住宅設備、更新担当の富山です。

 

 

 

【第3回】図面がすべての始まり~給排水工事の設計とは?


今回は、「給排水工事はどこから始まるのか?」という、現場の最初の一歩=設計の重要性についてお話しします。


🏠 図面の“裏側”を読む力が試される

 

新築の建物が建つとき、まず設計図面が作られます。
これは建築士さんや設計事務所が作成する、建物全体の配置・間取り・構造を示す図面です。

しかし、そこに“どう水を流すか”は書かれていません。
私たち設備業者の仕事は、この図面をもとに、
どこから水を引き、どこへ排水を流すか
という給排水のルートを考え、設計することです。

たとえば――

  • キッチンと洗面所の位置関係

  • 給湯器の設置場所と使用設備の距離

  • トイレの排水ルートがどれだけ直線で取れるか
    こうした要素をひとつひとつ確認しながら、“使いやすくて詰まりにくい”配管設計を組み立てていきます。


📐 勾配設計が超重要!

 

排水はポンプで吸い上げるのではなく、重力で自然に流れる仕組みになっています。
そのため、排水管には必ず「勾配(傾き)」を持たせる必要があります。

原則として、1メートルあたり1cm以上の勾配が必要とされており、
「建物の高さ」や「床下のスペース」とにらめっこしながら、設計を行います。

もし勾配が不十分だと――

  • 排水が詰まりやすくなる

  • 異臭の原因になる

  • 水が逆流する可能性も…

だからこそ、設計段階での見極めが、工事全体の成功を左右するんです!


💡 給排水設計が“暮らしの快適さ”を決める

 

見落とされがちですが、給排水の設計は建物の「住み心地」を大きく左右します。

  • お湯が出るまでに時間がかかる…

  • 排水の音が気になる…

  • トイレの流れが悪くて毎回不安…

こういった「小さなストレス」も、実は設計時点で防げるものがほとんどなんです。

私たちは、見た目には現れない**“配管の裏側”にこそ快適さが宿る**と考え、日々設計に向き合っています。


📌 まとめ

 

  • 設計図面を読む力=給排水の出発点

  • 勾配やルート設計は精密さが命

  • 水の流れをスムーズに、快適な暮らしを支えるのが給排水設計!

次回は、そんな設計をもとにした現場でのリアルな施工作業について、詳しくご紹介します!

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

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