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皆さんこんにちは!
有限会社沖田住宅設備、更新担当の富山です。
前回は「給排水設計」についてお話ししましたが、今回は実際の現場でどんな作業が行われているのか?
そのリアルな裏側をお届けします!
給排水工事と聞くと、「水道の蛇口がつく」「トイレの設置」など目に見える部分をイメージされる方が多いかもしれません。
でも、建物の“中”や“下”を通っている配管こそが、設備の命綱なんです。
現場では、様々な配管材料を使い分けています。
塩ビ管(VP, VU):軽くて安価、主に排水用
ポリエチレン管(PE管):柔軟性があり耐久性も◎、給水・給湯に使われることも
銅管:耐熱性が高く、給湯やガス管に利用
材料に合わせて、接着剤、フレア加工、溶接、圧着など、数々の技術を駆使して正確に、そして漏れのないよう接続していきます。
排水管の設置では、1mあたり1cm以上の勾配が基本ですが、
このわずかな傾きが取れていないだけで――
水が逆流したり、途中で詰まったりと、致命的なトラブルに。
現場では、水準器やレーザー測定器を使い、常に水平・垂直をチェック。
時には床下に這いつくばりながら、ミリ単位の調整を行っています。
壁や床に配管を通す穴――それが「スリーブ」。
建築工事と連携しながら、正確な位置・直径・高さに穴をあける必要があります。
少しでもズレていると――
設備が取り付けられない
隙間から水が漏れる
美観を損なう
つまり、仕上げ工事の精度にも関わる、とても重要な作業なんです!
設計通りにいかないのが現場。
たとえば「構造材と配管がぶつかった」「別業者の配線ルートと干渉した」など、想定外のことがよく起こります。
そんな時、現場の職人は即座に最善のルートを再考し、ベストな方法で施工を進めていきます。
「その場の判断力」と「確かな技術」が、現場では常に求められています。
配管作業は“見えないけれど暮らしを支える技術”
材料・勾配・スリーブなど、すべてに技術と知識が必要
ミリ単位の調整と、現場対応力がプロの証!
次回もお楽しみに!
有限会社沖田住宅設備では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
皆さんこんにちは!
有限会社沖田住宅設備、更新担当の富山です。
今回は、「給排水工事はどこから始まるのか?」という、現場の最初の一歩=設計の重要性についてお話しします。
新築の建物が建つとき、まず設計図面が作られます。
これは建築士さんや設計事務所が作成する、建物全体の配置・間取り・構造を示す図面です。
しかし、そこに“どう水を流すか”は書かれていません。
私たち設備業者の仕事は、この図面をもとに、
「どこから水を引き、どこへ排水を流すか」
という給排水のルートを考え、設計することです。
たとえば――
キッチンと洗面所の位置関係
給湯器の設置場所と使用設備の距離
トイレの排水ルートがどれだけ直線で取れるか
こうした要素をひとつひとつ確認しながら、“使いやすくて詰まりにくい”配管設計を組み立てていきます。
排水はポンプで吸い上げるのではなく、重力で自然に流れる仕組みになっています。
そのため、排水管には必ず「勾配(傾き)」を持たせる必要があります。
原則として、1メートルあたり1cm以上の勾配が必要とされており、
「建物の高さ」や「床下のスペース」とにらめっこしながら、設計を行います。
もし勾配が不十分だと――
排水が詰まりやすくなる
異臭の原因になる
水が逆流する可能性も…
だからこそ、設計段階での見極めが、工事全体の成功を左右するんです!
見落とされがちですが、給排水の設計は建物の「住み心地」を大きく左右します。
お湯が出るまでに時間がかかる…
排水の音が気になる…
トイレの流れが悪くて毎回不安…
こういった「小さなストレス」も、実は設計時点で防げるものがほとんどなんです。
私たちは、見た目には現れない**“配管の裏側”にこそ快適さが宿る**と考え、日々設計に向き合っています。
設計図面を読む力=給排水の出発点
勾配やルート設計は精密さが命
水の流れをスムーズに、快適な暮らしを支えるのが給排水設計!
次回は、そんな設計をもとにした現場でのリアルな施工作業について、詳しくご紹介します!
次回もお楽しみに!
有限会社沖田住宅設備では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
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